【レース概要】
2023年10月22日（日曜）2回京都7日　発走時刻：15時40分
天候　晴
芝　良
11レース
第84回 菊花賞（GⅠ）
3,000メートル（芝・右 外）

【レース成績（着順 / 馬番 / 馬名 / 騎手）】
1着 17番 ドゥレッツァ / C.ルメール
2着 7番 タスティエーラ / J.モレイラ
3着 14番 ソールオリエンス / 横山 武史
4着 6番 リビアングラス / 坂井 瑠星
5着 8番 サヴォーナ / 池添 謙一
6着 12番 ハーツコンチェルト / 松山 弘平
7着 10番 マイネルラウレア / 岩田 望来
8着 13番 ナイトインロンドン / 和田 竜二
9着 15番 ファントムシーフ / 武 豊
10着 11番 サトノグランツ / 川田 将雅
11着 16番 ショウナンバシット / M.デムーロ
12着 3番 シーズンリッチ / 角田 大河
13着 2番 ウインオーディン / 三浦 皇成
14着 1番 トップナイフ / 横山 典弘
15着 9番 ノッキングポイント / 北村 宏司
16着 4番 ダノントルネード / 西村 淳也
17着 5番 パクスオトマニカ / 田辺 裕信

【レース成績詳細はこちら】

【レース解説】
5連勝で戴冠！重賞初挑戦のドゥレッツァ（牡3・尾関 知人）が菊花賞を制す

大外17番枠から一気にハナを奪うドゥレッツァ。ルメール騎手いわく「静かな騎乗をしたかったけれど、返し馬から走りたがっていた。馬が自分で判断した」という先行策で、好位につけたハーツコンチェルトやファントムシーフ、中団から後方に構えたタスティエーラ、サトノグランツ、ソールオリエンスらを率いてペースを作る。

3コーナー手前ではプリンシパルS勝ち馬パクスオトマニカと京都新聞杯3着のリビアングラスにポジションを譲り、さらには神戸新聞杯2着のサヴォーナ、札幌記念2着のトップナイフが押し上げてきて内に閉じ込められる形となったドゥレッツァだが「自分のペースで走っていたので全然平気」とルメール騎手は意に介さない。

そして直線。加速態勢に移ったドゥレッツァは、粘るリビアングラスを交わしてふたたび先頭に立つと、後続を突き放していく。そのままゴールまでトップスピードを維持し、さすがの底力で追い上げてきたタスティエーラに3馬身半差をつけ、ソールオリエンスも3着に完封。破竹の5連勝で最後の一冠を手にしたのである。

【歴史】
菊花賞は、イギリスのセントレジャーに範をとり創設されたクラシックレースのひとつで、最もスタミナのある優秀な繁殖馬を選定するためのチャンピオンレースである。このため、出走資格は3歳の牡馬と牝馬に限られ、せん馬（去勢馬）は出走できない。また、本競走はクラシック三冠（皐月賞・日本ダービー・菊花賞）の最終関門であり、「皐月賞は“最も速い馬”が、ダービーは“最も幸運に恵まれた馬”が、菊花賞は“最も強い馬”が勝つ」と言われている。これまでに、セントライト、シンザン、ミスターシービー、シンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーヴルそしてコントレイルの8頭が三冠馬に輝いている。

1938年に「京都農林省賞典四歳呼馬」として本競走は創設され、1948年より現在の名称「菊花賞」になったが、京都競馬場のスタンド改修工事により阪神競馬場で行われた1979年、2021年、2022年を除き、京都競馬場の距離3000メートルでの開催は第1回から変わることなく、今日まで連綿と受け継がれてきた。この京都競馬場の芝・外回りコースを舞台に、スピードとスタミナを兼ね備え、2度の坂越えと3000メートルの長丁場を克服して先頭で駆け抜けた馬に菊花賞馬の栄誉が与えられる。

【Race overview】
Sunday, 22 October 2023 KYOTO
KIKUKA SHO (Japanese St. Leger) (G1)
3000m, Turf
Winner / Durezza

【More English results are below】

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