9月3日、盛岡競馬場(岩手県盛岡市)では、グレードレース「不来方賞」が行なわれます。
このレースにはデビューから無傷の8連勝中の岩手競馬の新星フジユージーンが出走します。
中央競馬所属の強豪も出走する大一番を前にフジユージーンの強さに迫りました。
岩手競馬に所属する牡の3歳馬・フジユージーン。
馬体重は平均的なサラブレッドを100キロほど上回る約570キロ。
その大きな体によるパワフルな走りとしなやかで美しいフォームが特徴です。
県競馬組合広報営業課 佐藤信調査役
「スターホースの誕生かと言われているところ。競馬ファンの皆さんの注目を集めている」
デビューしたのは2023年の6月。
ゲートが開くやいなやトップを独走し、騎手が一度もムチを入れず、手綱を持ったままで大差をつけてゴールします。
その後も圧勝の競馬を続け、2024年5月には「岩手三冠」の1つ目、ダイヤモンドカップを制覇し、6月には2つ目の東北優駿を迎えます。ここでも後続を突き放して格の違いを見せつけました。
これで8戦8勝、次のレースはグレードレースに格上げされてJRA交流戦となった岩手三冠の3つ目、不来方賞です。
8月29日、不来方賞まで5日に迫る中、フジユージーンの調教が行われました。
この日は軽めの調教となりましたが、鍛えぬいた馬体で力強くコースを駆け抜けていました。
調教を担当 菅原辰徳騎手
「(性格は)真面目ですね。普段はおとなしく レースが近づくにつれて徐々にスイッチが入っていく。すごい賢い馬です」
デビュー当時からレースで騎乗している村上忍騎手もフジユージーンの能力を高く評価します。
デビューからレースに騎乗 村上忍騎手
「やってみなければ分からない部分はあるが、(中央の馬に)引けを取らないくらいの能力は持っていると期待している」
調教を終えて馬房に入るとおとなしいフジユージーンですが、トレーニングを行う瀬戸幸一調教師は、他の馬にはない魅力があると語ります。
瀬戸幸一調教師
「スケールの違いが一番じゃないかと思う。ダイナミックな走り方、それがもう他の馬とは全く(違っている)」
2カ月前に遠野で放牧し十分にリフレッシュしたフジユージーン。
最近では以前にも増して筋肉が付いてきたといいます。
瀬戸幸一調教師
「自身の走りをすれば、競馬ファン・フジユージーンのファンには納得していただけるのかなと思う」
9月3日はいよいよ不来方賞。
「岩手三冠」がかかる中、ファンや関係者の期待を乗せて全国の強豪を迎え撃ちます。
コメント
今年の地方3歳は楽しみな馬が多い
地方競馬がある県じゃ競馬の話題が一般ニュースにもなるんか
羨ましいなあ
確かに全国交流重賞になるからレベルはグンっと上がるけどフジユージーンなら良い勝負ができると感じてならない。3冠目も制して目指すは「令和のメイセイオペラ」といったところだろうか
ここが試金石になるのかな。
応援してます。
今回はついに全力追い解禁になりそうかな
負かした相手がそこまで強くないので、果たして中央勢相手にどこまでやれるか?ただ、まだ本気を出していないようなので、本気を出したら??
ふうらいぼう賞って今まで読んでた
去年のミックファイアみたいに
ここは勝負できると思うけどなあ
地方競馬ファンとして、応援してます
フジユージーンとサンライズジパングの叩き合いがみたい