【レース概要】
2023年5月14日(日曜)2回東京8日 発走時刻:15時40分
天候 小雨
芝 良
11レース
第18回 ヴィクトリアマイル(GⅠ)
1,600メートル(芝・左)
【出走馬一覧(馬番 / 馬名 / 騎手)】
1着 6番 ソングライン / 戸崎 圭太
2着 16番 ソダシ / D.レーン
3着 2番 スターズオンアース / C.ルメール
4着 13番 ディヴィーナ / M.デムーロ
5着 3番 サウンドビバーチェ / 松山 弘平
6着 1番 ロータスランド / 横山 典弘
7着 11番 ナミュール / 横山 武史
8着 12番 ナムラクレア / 浜中 俊
9着 14番 ステラリア / 団野 大成
10着 15番 ルージュスティリア / 川田 将雅
11着 4番 アンドヴァラナウト / 吉田 隼人
12着 5番 スタニングローズ / 坂井 瑠星
13着 10番 サブライムアンセム / 三浦 皇成
14着 8番 ララクリスティーヌ / 菅原 明良
15着 7番 イズジョーノキセキ / 岩田 康誠
16着 9番 クリノプレミアム / 松岡 正海
【レース成績詳細はこちら】
【レース解説】
得意の舞台で末脚発揮! ソングラインが大熱戦を制す
前週と同様、雨に見舞われた東京競馬場だったが、なんとか良馬場でスタートを迎えたヴィクトリアマイル(GⅠ)。
最内枠からロータスランドが先手を主張し、緩みのないペースで隊列を引っ張る。
やや想定外の位置取りを強いられたのがソングラインだ。「スタートは上手に出てくれたけれど、もう少し前をイメージしていたし、内で包まれるより馬場のいい外を通りたかった」と鞍上の戸崎圭太騎手。実際には馬群から抜け出せず、スターズオンアースの背後を駆ける形となっていた。しかし直線では、ここから鮮やかな走りを披露することとなる。
「3、4コーナーでは馬場の良くないところをしっかり走ってくれて、手応えも十分。馬を信じて内を突いた」という戸崎騎手の手綱さばきに応えて、ソングラインは力強く加速。最後は粘るソダシをアタマ差だけ交わして大熱戦を制したのである。
初勝利、NHKマイルC2着、富士S1着、そして昨年の安田記念では牡馬一線級を蹴散らしてGⅠ初制覇と、東京の芝1600メートルで結果を残してきたソングライン。もっとも躍動できる舞台で実力を遺憾なく発揮した、鮮やかな差し切り勝ちであった。
【歴史】
従来、優秀な牝馬は早期に引退させて生産界へ戻すべきと考えられていたが、1996年にエリザベス女王杯が古馬に開放され、それ以降牝馬重賞競走の増設およびローテーションの整備によって、牝馬の競走馬としての価値を高めるとともに、競馬番組の充実が図られてきた。
そして、2006年の番組改定で、春季に4歳以上の牝馬の目標となるGⅠ競走として「ヴィクトリアマイル」が新設された。東京競馬場・芝1600メートルを舞台に、4歳以上の牝馬限定・定量の条件で行われており、“春の女王決定戦”に位置付けられている。
競走名のヴィクトリア(Victoria)とは、ローマ神話に登場する「勝利の女神」という意味。
【Race overview】
Sunday, 14 May 2023 TOKYO
VICTORIA MILE (G1)
1600m, Turf
Winner / Songline
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